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池田洋平さん
説子さん

洋平さん Iターン(2016年12月)
説子さん Iターン(2009年10月)

前住所:洋平さん 福井県小浜市、説子さん 京都府亀岡市

出身地:洋平さん 福井県小浜市、説子さん 姫路市

現住所:南あわじ市

職業:洋平さん そらのうた 算数・数学クラス
説子さん そらのうた かきかたクラス

家族:夫婦、子供2人

子供に選べる環境を整えてあげたかった

Q1 田舎暮らしを考えたきっかけ

説子:田舎暮らしがしたいと思って移住して来たんじゃないんです。京都に住んでいたときに夫が転勤の多い仕事で、子供がこれから小学校にあがって転校が多くなるとかわいそうだなと思って、転職しようという話になりました。

洋平:子育てをする環境を考えたときに、自然の中で、海や湖のある水辺のそばで暮らしたいと思ったんです。京都では仕事が終わって夜の10時や11時ごろに電車で帰っていて、小学生が夜遅くまで塾に通って遠くまで帰っていくのを見て、子供はもっとゆったりしたところで過ごすのがいいんじゃないかと思ったんです。

Q2 南あわじ市に移住したきっかけ

洋平:転職して就職先が決まり、勤務する職場が南あわじ市だったのがきっかけです。移住したときは官舎で暮らしていたので、地域の付き合いを気にすることはなくて。ちょうどその頃、妻が家の4畳半の部屋で「かきかた教室」をしていて、もっと広い場所があるといいなと思うようになり、時間をかけて探して、今の日当たりの良い場所に家を建てました。

説子:京都から私の実家の姫路市へ帰省するときに、観光がてら淡路島へ寄ったりしていて、私も夫も淡路島が好きだったんです。水仙郷へ行ったり、今住んでいる辺りを通っていて「細い道やなぁ」と言っていたらそこに住むことになって。笑

Q3 南あわじ市の魅力・移住してよかったこと

洋平:温暖な気候で食べ物が美味しいですね。空が広くて綺麗で、星がよく見えるこの環境はお金では買えないと思います。子供たちにとってこれが当たり前ってすごいことだと思いますね。

説子:家の周りの田んぼが季節ごとに玉ねぎやレタスが植えられていたり、稲穂が垂れていたり水田になったりするのを子供たちが体感できるのは素敵なことだと思いますね。

Q4 移住前に不安だったこと、移住して苦労したこと

説子:家も建てて家族で暮らしていこうと思っていたときに、夫の転勤が決まったときはショックでした。でも、その頃、かきかた教室をしていて生徒さんもいたし、子供たちも友達ができていたので、転勤にはついて行かなかったんです。仕事、家事、子供のことを1人でするのは大変でしたね。今は夫が家事をしてくれたり、子供がお風呂掃除やゴミ出しをしてくれるのでとても楽になりました。笑

洋平:家を建てて住むとなると地域に受け入れられるのかという不安はありましたが、新しい仕事を始めたばかりなので、地域の行事などの参加も、一緒にやっていこうと長い目で見てくれていて優しくしてもらっています。

Q5 現在のお仕事

洋平:転勤が多いので転職して南あわじ市に来たにもかかわらず、その仕事でも転勤になり、単身赴任をすることになってしまったんですよね。子供に関わる仕事をしていたのですが、自分の子供と関われておらず、家族で一緒に暮らしたいと思ったのと、以前から教えることは好きだったので、夫婦で一緒にするのも楽しいかなと思って、妻がしていた「そらのうた かきかた教室」に加わる形で「そらのうた 算数・数学クラス」を始めました。子供と一緒に学び合えるような教室作りをしたいと思っているので、遊びにくる感覚で気軽に来てくれたらと思います。

Q6 平日・休日の過ごし方

洋平:平日はそれぞれで動いていて、お互い手が空いた時間に家のことをしたり、夕方は子供の宿題をみたりしています。家事が好きなので、ご飯を作ったりもしています。休日は家族で過ごすことが多いですね。都会に出るよりは近くで過ごすことが多くて、おにぎりを作って家族でハイキングへ行ったりしています。

説子:子供の通っている小学校で、月に一度、授業の始まる前に保護者たちでしている読み聞かせの時間があるのですが、そのボランティアに夫婦で参加しています。

Q7 田舎暮らしを考える人へのメッセージ

説子:淡路島はそんなに田舎じゃないですよね。車は必要ですけど、不便だとは感じないです。だから、子供の頃は、こういうのどかなところで暮らして、大人になってから都会へ行こうと思えば行ける環境を子供に整えてあげたかったんです。

洋平:世代を超えたつながりや近所づきあいがあって地域全体で見守ってもらっているという環境は何ものにも代えがたいですね。